嚥下反射の仕組みを完全攻略!甲状腺の動きと誤嚥防止のポイント [114-am-029]

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👩⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114-am-029)

皆さん、こんにちは!今日は「ゴクン」と飲み込む動作、つまり嚥下反射についての問題です。解剖生理の中でも「動き」が関わる部分はイメージがしづらく、苦手意識を持つ学生さんも多いですよね。でも大丈夫、自分の体で起きていることをイメージすれば、暗記に頼らず解けるようになりますよ!

第114回 午前問29
嚥下反射に伴って起こるのはどれか。

1. 甲状腺の上下の動き
2. 肝臓の上下の動き
3. 声門の開放
4. 舌根の沈下

💡 正解と解説

正解は「1」です!

嚥下反射が起こると、喉頭(のどぼとけ)が前上方へグイッと持ち上がります。このとき、喉頭のすぐそばにある 甲状腺も喉頭や気管と一緒に連動して動く ため、正解は1となります。これは触診でも確認できる重要なポイントです。

他の選択肢についても見てみましょう:
・2:肝臓は横隔膜の下にあり、呼吸(吸気)で下がりますが、嚥下とは無関係です。
・3:嚥下時は誤嚥を防ぐために 声門は閉鎖 します。開いていたら肺に食べ物が入ってしまいますね。
・4:舌根は沈下するのではなく、むしろ 咽頭の壁に押し付けられる ように動き、食べ物を送り出します。

👨⚕️ 一瞬で解く裏技

嚥下反射は「肺への入り口にシャッターを下ろす作業」だと考えましょう!喉頭が上に上がるのは、喉頭蓋(フタ)をパタンと閉じるための助走です。自分の喉を触りながら「ゴクン」としてみてください。喉仏と一緒に喉全体が上に持ち上がるのがわかりますよね?その動きこそが甲状腺の動きなんです!

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

嚥下反射で「起こること」をセットで覚えましょう!

  • 喉頭挙上(こうとうきょじょう):喉が上がる(甲状腺も動く!)
  • 喉頭蓋閉鎖(こうとうがいへいさ):気管のフタが閉まる
  • 声門閉鎖(せいもんへいさ):さらに奥の扉も閉まる
  • 軟口蓋挙上(なんこうがいきょじょう):鼻への道を塞ぐ

これらはすべて「食べ物を食道へ、空気の道は完全ブロック!」という連携プレーです。

この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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