前立腺肥大症でなぜ頻尿?第114回看護師国家試験を現役医師が徹底解説! [114-am-016]

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👩‍⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_016)

皆さん、お疲れ様です!今日は「前立腺肥大症」についての問題ですね。男性特有の疾患ですが、看護試験では超頻出!「尿が出にくいのに、なんでトイレは近くなるの?」と混乱しがちなポイントを、スッキリ整理していきましょう。😊

第114回 午前問16
前立腺肥大症患者の頻尿の原因はどれか。

1. 多尿
2. 残尿量の増加
3. 膀胱刺激症状
4. 器質的膀胱容量の減少

💡 正解と解説

正解は「2. 残尿量の増加」です!

前立腺肥大症では、肥大した前立腺が尿道を圧迫するため、尿の通り道が狭くなります。すると、一度の排尿で膀胱の中の尿をすべて出し切ることができなくなり、膀胱の中に尿が残ってしまいます。これを残尿と呼びます。

本来、膀胱は空っぽの状態から尿を溜め始めますが、残尿がある状態だと、すでに「溜まった状態」からスタートすることになります。そのため、すぐに膀胱がいっぱいになり、脳に「トイレに行きたい!」というサインが送られるため、結果として頻尿(トイレの回数が増えること)が起こるのです。💡

👨‍⚕️ 一瞬で解く裏技

これは「半分水が入ったコップ」をイメージすれば一発です!🥤

空のコップならたくさん水が入りますが、最初から半分まで砂(残尿)が入っているコップには、少ししか水が入りませんよね?すぐに溢れそうになるから、何度も捨てに行かなきゃいけない。これが前立腺肥大症の頻尿の正体です。現場でも「出し切れないから、すぐ溜まる」と説明すると患者さんに喜ばれますよ!✨

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

前立腺肥大症の3大症状をセットで覚えましょう!

  • 「肥大した前立腺、残って、近くて、勢いなし!」
  • 残って:残尿感(尿が残る)
  • 近くて:頻尿(トイレが近い)
  • 勢いなし:尿勢低下(尿の勢いが弱い)

ちなみに、選択肢4の「器質的膀胱容量の減少」は、手術や病気で膀胱そのものが物理的に小さくなることを指すので、前立腺肥大症とは別物ですよ。しっかり区別しておきましょう!💪

この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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