【国試対策】統合失調症のセルフケアで「活動と休息」が最優先な理由 [114-am-115]

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👩⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_115)

こんにちは!国家試験対策は順順調ですか?今回は精神看護学から、統合失調症の患者さんのセルフケアに関する問題です。「セルフケアの項目ってどれも大事に見える…」と迷ってしまいがちですよね。実は、脳の仕組みと精神症状の関係を理解すれば、一瞬で納得の答えが導き出せるんですよ。一緒に紐解いていきましょう!

第114回 午前問115
Aさん(30歳、男性)は統合失調症で内服治療をしていた。最近、部屋にこもり、精神科受診以外は外出しなくなった。ある日、母親がAさんの部屋で大量の薬を見つけ、確認すると「薬は飲みたくない」と話した。受診に付き添った母親は「Aは昼間に寝ていて、夜に窓を開けて、隣の家に向かって『悪口を言うな』『監視するな』と大声で怒鳴る」と主治医に話した。Aさんと母親の強い希望があり、精神科病棟に入院することになり、薬物療法が開始された。

入院3日、夜間の巡視のたびにAさんは起きていて「隣の人が自分を監視している」「皆が悪口を言っている」と小さな声で看護師に話した。日中はホールで眠そうにしていることもあり、レクリエーションには「疲れた」と言って参加しない。他の患者と話すことはあるがトラブルはない。歯磨きや身だしなみは、声をかけると行う。

Aさんのセルフケアの観察項目で優先度が高いのはどれか。

1. 孤独と付き合いのバランス
2. 活動と休息のバランス
3. 安全を保つ能力
4. 個人衛生

💡 正解と解説

正解は「2」です!

統合失調症の入院初期や急性期においては、脳の神経ネットワークが非常に過敏で興奮しやすい状態になっています。この時期に最も崩れやすく、かつ精神症状の悪化に直結するのが 睡眠障害や昼夜逆転といった「活動と休息のバランス」 です。

十分に脳を休ませる(休息をとる)ことができないと、幻覚や妄想などの陽性症状がさらに悪化し、悪循環に陥ってしまいます。そのため、看護師はまず患者さんがしっかり眠れているか、心身を休められているかという「活動と休息のバランス」を最優先で観察・評価する必要があるのです。

👨⚕️ 一瞬で解く裏技

精神科の入院で「一番最初に整えるべきこと」は何か?と聞かれたら、スマホの充電をイメージしてください。スマホの調子が悪い(精神的に不安定な)とき、まずは電源を切るか、スリープ状態にして「充電(休息)」させますよね。アプリの整理(対人関係=孤独と付き合い)や、画面をキレイに拭くこと(個人衛生)は、充電が完了してからで十分です。脳のエネルギーを回復させるための「活動と休息(睡眠)」が最優先!と覚えましょう!

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

オレムの普遍的セルフケア要件と、精神看護での優先順位のポイントを整理しましょう!

  • まずは「寝かせる(休息)」: 脳の興奮を鎮めるため、睡眠状況や活動量の観察が最優先!
  • 次に「整える(衛生・安全)」: 身体の清潔(個人衛生)や、自傷他害のない安全な環境づくり。
  • 最後に「つなげる(対人)」: 症状が落ち着いてから、他者との関わり(孤独と付き合い)を促す。

「精神科のケアは、まず寝かせて充電!」を合言葉に、実習や国試でもこの優先順位を意識してくださいね!

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この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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