【第114回】急性期の生体反応を攻略!カテコールアミン分泌の仕組みを脳外医が伝授 [114-am-047]

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👩⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_047)

みなさん、お疲れ様です!今日は成人看護学の基本でありながら、多くの学生さんが「あれ、どっちが上がるんだっけ…?」と混乱しやすい、急性期の「生体反応」についての問題です。身体がピンチの時にどう動くのか、イメージしながら解いていきましょう!

第114回 午前問47
急性期の患者に起きる生体反応で正しいのはどれか。

1. エネルギー代謝が低下する。
2. 蛋白質の同化が異化を上回る。
3. カテコールアミンの分泌が亢進する。
4. 抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が低下する。

💡 正解と解説

正解は「3」です!

急性期(侵襲を受けた直後)の身体は、まさに「戦うモード」に入ります。この時、交感神経が興奮し、副腎髄質から カテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン) が大量に放出されます。これが血圧を上げ、心拍数を増やして、重要臓器への血流を確保しようとするのです。

他の選択肢がなぜ違うのかも確認しておきましょう:

  • 1. エネルギー代謝:戦うためには燃料が必要なので、代謝は 亢進(アップ) します。
  • 2. 蛋白質の代謝:組織を修復するエネルギーを作るため、蛋白質を壊してアミノ酸に変える 「異化」 が進みます。
  • 4. ADH(抗利尿ホルモン):出血などに備えて水分を体に蓄えようとするため、分泌は 亢進 します。

👨⚕️ 一瞬で解く裏技

急性期の反応は「クマに襲われた時」を想像してください!
クマから逃げるのに、のんびりエネルギーを節約(代謝低下)したり、筋肉を作って(同化)る暇はありませんよね?心臓をバクバクさせて(カテコールアミンUP)、体温を上げ、おしっこを止めて(ADH UP)でも生き残ろうとする。これが「侵襲による生体反応」の正体です!

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

急性期の「上がるもの」をセットで覚えましょう!

  • 「急に戦う、カテ(勝て)る代謝!」
    に=急性期
    カテカテコールアミン分泌UP
    =抗利尿ホルモン(ADH)UP
    代謝=エネルギー代謝UP
  • ※逆に下がるのは「インスリン感受性(血糖値は上がる)」くらいだと覚えておけば完璧です!
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この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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