【第114回】骨髄穿刺の部位はどこ?成人の正解を現役医師が徹底解説! [114-am-054]

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👩⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_054)

血液疾患の診断に欠かせない「骨髄検査」。穿刺部位を問う問題は、解剖生理と合わせて頻出の重要ポイントです!「どこから刺すのが一番安全なんだっけ?」と迷ってしまう学生さんも多いですが、実は現場の視点で見れば超シンプル。一緒にスッキリ解決しましょう✨

第114回 午前問54

成人の骨髄検査の穿刺部位を図に示す。正しいのはどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④

💡 正解と解説

正解は「3」です!

成人の骨髄穿刺において、最も一般的で安全な部位は 腸骨(特に後上腸骨棘付近) です。図の③が示す部位ですね。なぜここが選ばれるのか、解説します!

  • なぜ腸骨なの?: 成人では赤色骨髄(造血を行っている場所)が偏っています。腸骨は大きな扁平骨で、骨髄液を採取しやすく、周囲に重要な臓器や大きな血管が少ないため、安全性が非常に高いのです。
  • 他の選択肢は?: ①は胸骨を指していますが、胸骨も穿刺可能です。しかし、すぐ後ろに心臓や大血管があるため、腸骨に比べてリスクが高く、第一選択にはなりません。②や④の四肢の骨は、成人では脂肪化(黄色骨髄)が進んでいるため、造血能を調べる検査には不向きです。

👨⚕️ 一瞬で解く裏技

骨髄検査は「血液の工場」をのぞく検査です。大人の工場は「腰の大きな板チョコ(腸骨)」にあると覚えましょう!手足の骨は大人になると工場が閉鎖(脂肪化)して倉庫になっているので、検査しても意味がないんですよ。迷ったら「一番デカくて安全な腰の骨(腸骨)」を選べば間違いなし!

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

骨髄穿刺のポイントをリストで整理しましょう!

  • 第一選択: 後上腸骨棘(腰の後ろのポコッとした骨)
  • 第二選択: 胸骨(腸骨が難しい場合のみ)
  • 小児の場合: 脛骨(けいこつ)から穿刺することもあります(年齢による)
  • 禁忌: 出血傾向がある患者さんは要注意!

「成人の骨髄は腰(腸骨)でとる!」これだけは絶対に忘れないでくださいね。応援しています!💪✨

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この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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