【第114回】寝たきり度判定を攻略!ランクBとCの決定的な違い [114-am-105]

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👩⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_105)

みなさん、お疲れ様です!国家試験で本当によく狙われる「障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)」。今回は第114回の状況設定問題から、脳梗塞で入院したAさんの事例を通して、この判定基準を完璧に整理しましょう!「J・A・B・Cの区別がごちゃごちゃになる…」と悩む受験生が多いですが、臨床現場の視点を取り入れれば一瞬で整理できますよ!

第114回 午前問105

Aさん(76歳、男性)は妻(72歳)と2人で暮らしている。ベッドからトイレに起きようとしたところ右上下肢にしびれと脱力感があり、動けなくなったため救急車で来院した。頭部 CTで左中大脳動脈領域のラクナ梗塞と診断され、緊急入院し血栓溶解療法が施行された。

入院2週、Aさんは自宅への退院を目指し、回復期リハビリテーション病棟へ転棟することになった。Aさんは、座位姿勢での右側への傾きが徐々に改善され、食事や作業療法の時間は車椅子での座位保持が可能になってきた。Aさんは看護師の介助で車椅子に移乗が可能となり、車椅子でトイレに移動できるようになった。看護師は A さんの ADL の拡大を目標に、看護計画を修正することにした。

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準における評価で、Aさんの生活状況はどれか。

1. ランク J
2. ランク A
3. ランク B
4. ランク C

💡 正解と解説

正解は「3. ランク B」です!

この問題を解く鍵は、Aさんの「日中の過ごし方」と「移動の自立度」にあります。判定基準の各ランクを、臨床的な視点から順番に整理していきましょう!

1. ランク J(自立)
日常生活はほぼ自立しており、独力で外出できるレベルです。Aさんは車椅子移乗や排泄に介助が必要ですので、当然ここには該当しません。

2. ランク A(準寝たきり)
屋内での生活はおおむね自立していますが、介助なしには外出できないレベルです。Aさんは「屋内での移乗や排泄に介助が必要」な状態ですので、ランクAよりも重い状態と判断されます。

3. ランク B(寝たきり・座位保持可)👈 正解!
屋内での生活に何らかの介助が必要で、日中もベッド上での生活が主体ですが、「座位を保つことができる(車椅子に移乗して過ごせる)」状態を指します。Aさんは「車椅子への移乗に介助が必要だが、日中は車椅子に座って過ごす時間が増えている」とあるため、まさにこのランクB(特にB2:介助により車椅子に移乗する)にぴったり合致するのです!

4. ランク C(寝たきり・終日ベッド上)
終日ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替えにおいて全介助を要するレベルです。Aさんは車椅子に座って過ごせており、食事も自力で摂取しているため、ランクCまでは進行していません。

👨⚕️ 一瞬で解く裏技

寝たきり度の判定は、以下の「場所」と「姿勢」のイメージだけで一発でクリアできます!

・J(JumpのJ):ジャンプして「外」へ飛び出せる!(外出自立)
・A(ActiveのA):「家の中(屋内)」ならアクティブに動ける!(屋内自立・外出は介助)
・B(Bedから離れるB):日中は「ベッド」から離れて車椅子に座れる!(座位保持可・屋内介助)
・C(Complete寝たきりのC):「完全(Complete)」にベッドの上だけで過ごす!(終日ベッド上)

今回のAさんは、車椅子に移乗して「ベッドから離れて(B)」過ごしているので、迷わず「ランクB」を選べば1秒で正解できます!

🧠 記憶に定着するゴロ合わせ

国試直前でも絶対に忘れない、寝たきり度のアルファベット順整理です!

  • J(自立):「J」は「自立(Jiritsu)」のJ!外へGO!
  • A(歩ける家の中):「A」は「家(An-chi)の中」なら自立!
  • B(ベッド離脱):「B」は「ベッド(Bed)」から離れて車椅子!
  • C(完全寝たきり):「C」は「シーツ(C-tsu)」の上から動けない!

この4つのイメージを持っておくだけで、どんな状況設定問題が出ても確実に得点源にできますよ。しっかり頭に叩き込んでおきましょう!

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この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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