【第114回】高齢者虐待の統計はここが出る!午前57問を現役医師が徹底解説 [114-am-057]

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👩‍⚕️ 今日の過去問チャレンジ! (114_am_057)

今回は「高齢者虐待」に関する統計問題です。数字や順位が出てくると「うわっ、覚えられない…」と拒絶反応が出るかもしれませんが、実は「誰が」「どこで」を整理するだけでスッキリ解けるんですよ!一緒に整理していきましょう✨

第114回 午前問57

令和3年度の高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等の調査結果における、養介護施設従事者等による高齢者虐待について正しいのはどれか。

1. 虐待の種類は心理的虐待が最も多い。
2. 被虐待高齢者は女性が全体の90%を占める。
3. 発生要因は養介護施設従事者等のストレスの問題が最も多い。
4. 虐待件数は養介護施設従事者等による虐待より養護者によるものが多い。

💡 正解と解説

正解は「4」です!

統計問題は、ひっかけのパターンが決まっています。まず、虐待の件数は圧倒的に「養護者(家族など)」によるものが多いのが現状です。施設での虐待もニュースで大きく取り上げられますが、実数としては家庭内(養護者)の方が圧倒的に多いことをまず押さえましょう!

  • 選択肢1:養介護施設従事者による虐待で最も多いのは「身体的虐待」(約5割)です。心理的虐待は2番目です。
  • 選択肢2:女性が多いのは事実ですが、割合は約7割〜8割程度であり、90%までは達しません。
  • 選択肢3:施設での発生要因の第1位は「ストレス」ではなく、「教育・知識・技術の問題」です。プロとしてのスキル不足が背景にあります。
  • 選択肢4:その通りです。養護者(家族)による虐待は約1万6千件に対し、施設従事者によるものは約700件台と、桁が違います。

👨‍⚕️ 一瞬で解く裏技

「プロ(施設)とアマ(家族)の違い」で考えよう!
施設は「プロ」の集団。だから、虐待が起きる理由は「ストレス」という感情論より、「技術・知識不足」という職能の問題が1位になります。一方で、家族は24時間密室で介護する「アマチュア」。だから家族による虐待の方が圧倒的に件数が多くなるんです。この構造を理解すれば、暗記しなくても解けますよ!

🧠 記憶に定着するポイント

試験に出る統計の優先順位をリスト化しました!

  • 虐待件数:養護者(家族) ≫ 養介護施設従事者
  • 施設の虐待1位:身体的虐待(たたく、縛るなど)
  • 施設の要因1位:教育・知識・技術の問題(プロ失格!)
  • 被虐待者の性別:圧倒的に女性が多い(7〜8割)
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この記事を書いた人

地方中核病院の勤務医です。脳神経外科専門医を取得して十年ほど経過しました。
脳卒中や頭部外傷など、脳神経外科領域の一般的診療を主に行っています。

病状説明や学生講義で、どう話したら分かってもらえるかに苦心することが多く、「むずかしいことを、むずかしい言葉で説明しない」ことを目標にして書いています。

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